不動産管理コラム
不動産管理のこと2024.11.27
アパート経営に必要な資格はある?業務に生かせる資格を8つご紹介
こんにちは。イエステーション北章宅建 不動産管理部の小幡です。
アパート経営は資格がなくても始めることができます。
しかし、アパート経営はさまざまな知識が必要になるため、資格を持っていると役立つことも多いです。
そこで今回は、アパート経営に関する資格について解説します。
生かせる資格やアパート経営の勉強方法などをご紹介しますので、ぜひご覧ください。
アパート経営に必要な資格はある?
アパート経営を始めるにあたって、必要となる資格はありません。
そのため、アパート経営は誰でも始められるというハードルの低さが魅力。
しかし、アパート経営専用の資格というのはないものの、アパート経営を成功させるためには、さまざまな知識が必要です。
資格を取得することで、借地借家法や民法の法律の知識、損益、会計の知識、リスクに関する知識などを身につけられ、経営リスクの回避や判断力の向上など、さまざまなメリットがつながるでしょう。
アパート経営をスタートさせるまでに準備しておくことについては、下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
アパート経営をするには?必要な準備や流れ、知っておきたいリスクも
アパート経営に生かせる資格8つ
アパート経営に関連する資格の取得は、さまざまな知識を得ることにつながり、アパート経営をサポートします。
アパート経営に生かせる資格を8つご紹介します。
賃貸不動産経営管理士
賃貸物件の管理運営に特化した国家資格です。
入居者対応や契約管理、家賃回収、トラブル対応など、賃貸経営全般に関する専門知識を身につけることができます。
入居者との契約書作成や賃料回収、退去時の対応など、日々の管理業務を適切に行うための知識を得られるため、アパート経営で物件の管理や運営を行う上で非常に役立つ資格です。
アパート経営における法的なトラブルを避けるための知識も身につけることができますよ。
中小企業診断士
経営全般に関するアドバイザー資格で、経営コンサルタントになるための国家資格です。
企業の経営改善や戦略立案、財務分析などを行うことができます。
中小企業診断士の知識はアパート経営にも役立ちますよ。
アパート経営では、収益性の向上やコスト削減、リスク管理など、経営全般に関する知識が求められます。
中小企業診断士の資格を持つことで、事業計画の立案や財務分析、キャッシュフローの改善策を練るなど、会計の知識をもとにした重要な判断も適切にできるようになります。
これにより、アパート経営で安定した利益に導くことができるでしょう。
不動産コンサルティングマスター
不動産の運営や投資に関する高い専門知識を有する資格で、不動産の活用方法や投資判断、リスク分析などを身につけられます。
この資格を保有することで、不動産コンサルタントとして認定されます。
アパート経営では、収益性を最大化するための土地活用や、物件の建築、税金などにおいて知識が役立ちます。
不動産鑑定士
不動産の市場価値や収益性を評価する専門家となるための国家資格です。
不動産を売買する際の価格査定や、税金計算、不動産の公正な評価を行います。
不動産鑑定士の資格を持っていると、物件の評価を正確に行い、アパートの適切な売却や購入判断ができます。
宅地建物取引士(宅建)
不動産の売買や賃貸契約に関する専門的な知識を持ち、法律や契約書作成に関する業務を行える資格で、賃貸物件の取引において重要な資格です。
アパート経営では、賃貸契約や物件の売買が発生します。
宅地建物取引士の資格を持っていれば、物件取引の際に契約書の作成や法的な問題の知識を持って対応できる上、賃貸契約時におけるトラブル回避にも役立ちます。
ファイナンシャルプランナー(FP)
個人や企業の資産管理やライフプランニングに関する専門知識を持つ資格です。
家計の管理や老後の資産設計など、お金に関する幅広い分野でのアドバイスができます。
アパート経営を行う上では、物件購入や運営における資金計画、税金対策、ローンの返済計画など、財務面での知識が重要です。
ファイナンシャルプランナーの資格を持つことで、不動産オーナー様自身がお金に関する知識を持って経営に携われるため、アパート経営の総合的な資産管理が可能となります。
簿記
企業や個人の財務状況を記録し、帳簿を管理するための基本的な知識を身につけられる資格です。
アパート経営においては、収支管理や経費処理、税務申告などで簿記の知識が役立ちます。
詳細な経理を把握することで、収益性を正確に判断できるでしょう。
不動産実務検定
基本的な不動産取引や契約に関する知識など不動産業界の実務知識を広く学べる資格で、賃貸物件のオーナー向けの民間資格です。
不動産実務検定を取得すると、不動産取引の基礎や管理業務の流れを理解できるようになり、日々の経営業務に役立ちます。
資格の取得以外にも。アパート経営の勉強方法
アパート経営に必要な知識を身につけるためには、資格の勉強以外にも、次のようにさまざまな方法があります。
- 事例集を参考にする
- 本を読む
- 勉強会に参加する など
アパート経営では、管理においてさまざまな問題に直面することがあります。
解決の糸口を見つけるために、不動産管理会社などのWebサイトで紹介している、アパート経営に関する事例集などを参考にするのもおすすめです。
北章宅建でもアパート経営に関連するさまざまな相談事例を公開していますので、ぜひご覧ください。
なお、自分一人でアパートの管理が難しいと感じたら、管理会社に頼るという方法もあります。
アパートの管理や管理会社の選び方については、下記コラムでもご紹介していますので、参考にしてくださいね。
マンション・アパート管理は自分で行える?メリット・デメリットを解説
不動産の管理会社の失敗しない選び方を解説
そのほかにも、不動産投資や不動産の法律に関する本を読んだり、不動産投資セミナーなどの勉強会に参加したりするのも良いでしょう。
まとめ
●アパート経営は資格を持っていると有利
アパート経営に必要な資格はありませんが、経営を成功させるためにはさまざまな知識が必要です。資格を取得することで、法律の知識や会計、税務の知識を得られ、経営に生かせます。
●アパート経営に役立つ資格
賃貸不動産経営管理士や中小企業診断士、不動産コンサルティングマスター、不動産鑑定士、宅地建物取引士、不動産実務検定などがあります。これらは契約管理、経営戦略、財務分析、物件評価など、アパート経営に必要な知識を身につけることができ、収益性向上やリスク管理に役立ちます。また、ファイナンシャルプランナーや簿記など、税務や資産管理に関する資格も役立つでしょう。
●アパート経営の勉強方法
アパート経営に必要な知識は、資格取得だけでなく、事例集や本を活用したり、勉強会に参加したりすることでも身につけられます。管理での問題解決には、事例集の活用や専門の管理会社の利用も有効です。
北章宅建では、都市部以外の賃貸アパート・戸建てを中心に不動産管理を行なっております。
不動産管理のことでお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
著者
小樽駅前店 小幡 将大大学時代は建築学科で住宅について学び、不動産業界に入ってからは住宅の売買はもちろんリフォーム工事に関しても多数携わり、自分自身も数年前中古住宅を購入しました。北海道ならではの住宅の傷みや、気を付けなくてはいけない点など自分の経験を活かしてお客様と一緒に住宅探しを出来れば幸いです。至らない点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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