マンションのこと2022.07.15

マンション売却で階数は重要!高層階・低層階の違いや低くても早く売るコツとは

こんにちは!
イエステーション北章宅建 札幌手稲店の星です。

マンション売却では、階数の高い・低いが価格や売れやすさを左右します。
一般的には高層階ほど売却に有利、低層階ほど不利になる傾向があるので、将来的に売却を考えているのであれば、購入時にはどの階数にするのかも大切なポイントとなります。

そこで今回のコラムでは、マンション売却で階数が与える影響について解説。
高層階・低層階での価格の違いや、低層階は売りにくいといわれる理由、低層階でもスムーズに高く売却するためのコツなどをお話しします。

マンション

 

マンションで高い階数が売却に有利、1階が不利といわれるのはなぜ?

一般的に、マンションの売却では階数が高いほど価格が高く、階数が低いほど価格が低くなります。
なんと、階数が1階上がるごとに価格が0.5%から2%も上昇することもあるともいわれているんですよ。

マンションの高層階が売却で有利な理由はいくつかあります。

まず、高層階の部屋は、周りに遮る建物が少ないので日当たりや風通し、眺望が良いですし、外からの視線が届かず、プライバシーや防犯面も心配は少ないです。
さらに、最上階なら上階からの物音などに悩まされることもありません。

また、「マンションの高層階には社会的地位の高い人が住んでいる」というイメージもありますので、ご近所付き合いを含めた環境の良さが魅力だったり、一種のステータスと感じたりする方もいるでしょう。

売買のほか賃貸や投資などのケースでも高層階は人気があるため、高い価格でも売却しやすいです。

もちろん、高層階であっても日当たりや眺望が必ずいいとは限りませんし、方角や部屋の位置などのそのほかの条件が悪ければ、価格が下がるケースも。
特に高層マンションでは規約で高層階は洗濯物が外に干せないケースもあり、それが原因で価格が下がることもあります。

一方、低層階が高層階と比べて売却しにくいのは、評価が低くなるためです。
その理由は、階数が低いほど眺望や日当たり、風通しなどが遮られる可能性があり、外からの騒音やプライバシー、防犯などの心配が増えるからです。

特に1階は防犯面でのリスクが高い、水害で浸水する心配がある、地面に近いために湿度が高いなどの理由から、さらに不利といわれています。

 

低い階数のメリットもマンション売却前にチェック!

もちろん、マンションの低層階だからといってデメリットばかりではありません。
低い階数だからこそのメリットもあります!

低層階のメリットをターゲットとなる層にアピールできれば、売却もしやすくなります。
「うちは低層階を買ってしまったが、売却は難しいのかな」と諦める必要はありませんよ!
低層階ならではのメリットを見ていきましょう。

エントランスとの移動距離が短い

低層階なら移動距離が短いので、気軽に階段で行き来ができます。
朝の混み合う時間帯や急いでいるときにも、エレベーターを待たずにさっと出かけられますよ。
マンションを出たあとに忘れ物に気づいたとしても、すぐに取りに帰れるので便利です。

駐車場からたくさんの荷物を運ぶ必要がある場合も、往復の距離が短くなるのがメリット。
重い荷物を運ぶときにも移動距離は短い方がいいですし、お子さんがいたり、まとめ買いの荷物を何度も運ばなければならなかったりするときにも低層階のありがたみを感じるはずです。

また、停電などでエレベーターが使えないときにも便利です。

災害や火災の際に避難しやすい

階段や窓からでもすぐに避難できるので、災害時にもいち早く安全に避難できます。
特に地震や火事の際には、エレベーターではなく階段での避難が推奨されていますので、高齢者や子どものいる家庭でも安心です。

階下に住居がなければ足音に気を使わなくてよい

1階や、1階がエントランスになっているマンションの2階などでは、階下に住人がいないので、子どもが走る足音などもあまり気にせず生活できます。
マンションで気になる心配事を一つ減らせますね。

専用庭やカーポート付きの部屋は価格が高くなる傾向にある

1階には専用庭やカーポートが付いている部屋もあります。
庭でガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、子どもを遊ばせたりできるのは嬉しいですね。

また、部屋に面してカーポートがついていれば、車で運んできた荷物を家に運び込むのにも便利です。

 

マンションの低層階をスムーズに高く売るコツとは

マンションの低層階をスムーズに高く売るためには、その物件の魅力や低層階だからこそのメリットをしっかりアピールすることが大切。

低層階は日当たりや眺望が悪いケースがあるとはいっても、すべての部屋に当てはまる訳ではありません。
周りに高い建物がなければ、日当たりや風通し、眺望なども確保できるでしょうし、隣家や道路との位置関係、セキュリティなどによってプライバシーや防犯対策もしっかりとれるケースもあります。

騒音も、物件の防音対策や周りの環境によっても異なりますよ。

また、低層階のメリットにぴったりとハマるよう、ターゲットを絞るのも有効です。
たとえば高齢者のいる世帯なら、災害避難や車いす利用の可能性を考えるとエレベーターを使わない1階や低層階はおすすめ。
小さな子どものいる子育て世帯も、1階だと足音をたてても安心、転落の心配がない、専用庭を楽しめるといったメリットはマッチするのではないでしょうか。

なお、複数の不動産会社へ査定を依頼するのもポイントのひとつです。
不動産会社によって、エリアや物件の種類などに得意・不得意があります。
複数の査定結果を比較検討して、スムーズに高く売却してくれる不動産会社を見極めてくださいね。

 

まとめ

・マンション売却で階数が高いと有利、低いと不利といわれる理由
マンションの高層階は日当たりや風通し、眺望などが良く、プライバシーや防犯面でも心配が少ないため、売却で有利といわれています。逆に階数が低くなるほど価格は低くなり、1階は特に不利とも。階数が低いと眺望や日当たり、風通しがさえぎられる可能性があり、1階はさらに防犯面への心配や、水害による浸水などのリスクもあるためです。

・マンションで階数が低い部屋のメリット
マンションで階数が低いことによるメリットは、エレベーターを使わず階段で出入りができることです。混み合う朝の時間帯や急いでいるときにエレベーターを待つ必要がありませんし、災害や停電時にも安心してスムーズに避難ができます。1階では、階下への騒音を気にする必要がなく、専用庭やカーポート付きの部屋は反対に価格が高くなる場合も。

・マンションの低層階をスムーズに高く売るコツ
低層階だからといって、すべての人にデメリットがあるわけではありません。その物件・その階数だからこそのメリットをしっかりとアピールすることが重要です。階段で出入りができるというメリットは、高齢者や小さな子どもがいる家庭にとって魅力的ですので、ぜひターゲットを絞って売却活動をしてみましょう。

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