不動産売却のコツ2019.01.17
家を売却時の家具は?迷惑をかけない、お得な処分方法とは?
こんにちは!
イエステーション北章宅建 小樽店・後志店 店長の小林です。
家の売却時には家具を全て移動や処分して、家の中を空っぽの状態にしなくてはいけません。
大きな家具の処分には手間も費用もかかって大変ですから、できるだけお得で楽な方法で行いたいものです。
今回は家の売却時の家具の処分のタイミングやお得な処分方法についてご紹介します。
売却時の家具は基本的に処分が必要です。空き家の状態で売却が原則
家の売却時、不要な家具も一緒に引き渡せたら便利だと思うかもしれません。
しかし、家の中にある家具や家財は買主にとっては不用品。
売主にとって愛着のある家具でも、残念ながら買主にとっては不用品となります。
仮に「タダで譲ります」と言っても喜ばれることは少ないのが実情です。
売主の家具や家財が残っている家は、買主にとっては不用品が残っている家と同じです。
内覧に来た際にも部屋が狭く見えたり、ごちゃごちゃと散らかっている印象を与えたりとデメリットになる事が考えられます。
不用品を放置しているとホコリをかぶったり湿気がこもったりと衛生的にもマイナスです。
家の売却時には家の中にある家具や家財道具は、売り主がしっかり責任を持って処分しなくてはいけません。
まだ住んでいる場合は仕方がないですが、そうでない場合に家の中に不用品や家具などを置いたままにしていると不動産会社による査定でもマイナスポイントになってしまう場合があるので注意しましょう。
家具を処分するオススメのタイミングとそのメリット
家具を処分するおすすめのタイミングをご紹介します。
購入希望者の内覧前
購入希望者が家を実際に見て判断をする内覧。
内覧前には家の清掃や整理を徹底することで家を広くきれいに見せ、印象をアップさせましょう!
内覧前に家を空っぽにすることができるなら、不動産仲介会社に家の鍵を預けてしまうことも可能です。
内覧に立ち会わなくても購入希望者と不動産会社の都合の良い日程ですぐに内覧を行うことができ、不動産の売却をとてもスムーズに進めることができます。
まだ家に住んでいる場合は家具を全て処分することは不可能ですが、必要最低限以外の家財道具は処分して部屋をスッキリきれいにしておきましょう。
不動産の引渡し前
不動産の引き渡し時には家の中を空っぽにしておくのが原則です。
遅くてもこのタイミングまでには必ず家具の処分が必要です。
内覧前にある程度不用品を整理しておけば、家具や家財道具の数も限られ、スムーズに処分が進むでしょう。
処分が必要のないケースとは?
家の売却では原則として家具の処分が必要ですが、場合によって処分の必要がないケースもあります。
【ケースその1】照明・エアコンは引き取ってもらえる場合も
照明やエアコンは新しい買主にも必要な設備ですし、取り外しはもちろん新しく取り付け工事をするのにも意外と費用が掛かってしまいます。
破損がなく、状態が良いものであれば建物と一緒に引き取ってもらえる場合もあります。
ただし、照明やエアコンの分価格を上乗せすることはできません。
また、喫煙者がいる家ではエアコンがたばこの煙で汚れている場合があり、断られる可能性もあります。
【ケース2】買主の承諾を得た場合
「家具付きでの売却」という条件を買主が承諾してくれた場合は、家具を処分する必要はありません。
ただし、全ての家具を置いていって良いのか、一部の家具なのか、家具の状態については承諾済みなのかなどの確認と承諾も必要です。
こちらも家財道具分の価格を物件費用に上乗せすることはできません。
「家具付きでの売却」と条件を付けて家を売りに出すこともできますが、購入対象者が狭まってしまう可能性もあります。
家具や家財、オススメの処分方法と処分するコツ
大きな家具や家財道具を処分するのは手間もお金もかかります。
できるだけ手間なくお得に処分したいものですよね。
オススメの処分方法や処分のコツをご紹介します。
友人、知人に譲る
家具や家財道具をほしいと思っている友人知人はいませんか?
ほしい人に譲ることができれば処分費用もかからないうえに喜ばれて一石二鳥です。
進学や就職などで引っ越しをするタイミングの友人などに聞いてみても良いでしょう。
オークションサイトやリサイクルショップで売る
オークションサイトなどを利用して売ってみるもの一つの方法です。
傷や汚れ、年数などをきちんと記載し、送料を考えて価格を設定するのがポイント。
オークションサイトで売れなかった場合にはリサイクルショップへ持っていってみましょう。
値段がつかない場合でもそのままタダで引き取ってもらえるのか確認してから持っていくと良いですね。
自治体の粗大ごみ受付センターへ持ち込む
自治体ごとに粗大ごみの収集センターがあります。
事前に申し込みをしたうえで粗大ごみを持ち込むことができます。
普通に粗大ごみとして捨てるより処分費用が安くなったり無料になったりしますのでぜひ活用してみましょう。
まとめ
- 家の売却時には、家の中にある家具については引き渡しまでに家主が責任を持って処分しなくてはなりません。愛着のある家具であっても買主にとっては不用品です。
- 家の売却時に家具や家財道具などの不用品が残っていると、部屋が狭く散らかって見え、購入希望者への印象をダウンさせてしまいます。不動産会社の査定時にもマイナスポイントとなる場合があります。
- 家具の処分におすすめのタイミングは2つ。内覧前と引渡し前です。まだ住んでいる場合でも必要最低限の家具以外の家財道具は整理するようにしましょう。引渡し前には必ずすべての家具・家財道具を処分する必要があります。
- 買主の承諾を得られれば家具を処分せずに、家具ごと引き取ってもらえる場合もあります。特に取り付け工事や費用が必要となる照明やエアコンはそのまま引き取ってもらえる可能性が高いです。
- 大きな家具を処分するのは手間も費用も掛かるもの。家具を必要としている友人に譲る、オークションサイトやリサイクルショップで売る、地域の粗大ごみセンターへ持っていくなどできるだけ費用が掛からない処分方法を検討してみましょう。
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