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不動産に関する手続き2021.10.29
買取業者を決めるときの選定方法を教えます
不動産の売却方法のひとつとして、「買取」という選択肢があります。
買取とは、通常の仲介を通した販売ではなく、業者に直接買い取ってもらう方法です。
買取を選択した方が良い場合の判断の仕方や、買取業者を選ぶ基準で悩んでしまう方も多いでしょう。
今回は、それらを選択するポイントをご紹介します。
不動産の販売と買取はなにが違う?
不動産の売却は、主に不動産仲介会社を通して不動産を販売することが一般的です。
一方、業者が不動産を直接買い取る方法が、買取です。
買取の場合は、通常の売却よりも早く売却できる方法ではありますが、売却価格が低くなるデメリットが懸念材料です。
即時買取に対応している会社もあれば、まずは仲介で売り出してみて、一定期間かけても売れないようであれば買取に切り替える方法を提案される場合もあるはずです。
後者の場合、仲介で売れれば買取よりも価格が上がる可能性が高いため、売り主にとってメリットが大きいと言えるでしょう。
不動産買取業者を選ぶポイントとは?
買取を選択する場合、どの業者でも良いというわけではありません。
不動産買取業者を選ぶポイントをご紹介します。
① 物件の種類によって得意な業者を選ぶ
② エリア内で実績のある業者を選ぶ
③ サービスが合っている業者を選ぶ
④ 買取価格の高い業者を選ぶ
・物件の種類によって得意な業者を選ぶ
買取業者によってマンションが得意な場合と、戸建てや土地が得意という業者もあります。
業者の中には、マンションしか取り扱っていない場合もあるため、下調べをしてから依頼をする方が良いですね。
・エリア内で実績のある業者を選ぶ
不動産業者によって、得意なエリア不得意なエリアがあります。
あまり実績のないエリアの物件を買い取る場合、買取業者は実績がないため保守的になりがちです。
また相場にあまり詳しくない会社だと、必要以上に低価格を付けられてしまう可能性もあります。
売却価格を落とさないためにも、なるべく実績豊富な業者を選ぶようにしましょう。
・サービスが合っている業者を選ぶ
即時買取や仲介販売を始め、リースバックやつなぎ融資などサービスが豊富な業者の方が選択肢を増やすことができます。
便利なサービスがあることで売却だけでなく、次の物件探しもしやすくなる場合もあります。
利用したいと思うサービスがあれば、その業者を選ぶようにしましょう。
・買取価格の高い業者を選ぶ
高い価格で買い取ってもらえるよう、複数の買取業者に依頼をするようにしましょう。
業者の選び方次第で、買取価格が百万円単位で変わってしまうことも珍しくありません。
通常の売却の査定とは異なり、買取の場合の査定は、査定価格=買取価格です。
見積もりやサービスなど十分に比較して、少しでも高く買い取ってもらえるように買取業者を見極めるようにします。
どんなケースに買取業者がおすすめ?
買取業者に依頼した方がよいケースはどんな場合でしょうか。
重視するポイントによっては、通常の売却ではなく買取業者に依頼する方法が良いです。
① 早く売却したい場合
離婚した場合や相続税の支払いがある場合、借金の返済がある場合はスピードを意識したいところでしょう。
ある程度の金額で、とにかく早く売却をしたい場合は買取がおすすめとされています。
② 解体が必要な場合
建物が古い場合、解体をしないと売却しにくいことも良くあります。
自分で売却費用を負担することは、負担が大きく大変です。
このような場合も、買取業者に買い取ってもらう方が負担を少なくできる可能性が高いでしょう。
③ 事故物件の場合
殺人や自殺などで事故物件となってしまった場合、非常に売却しにくい状態となってしまいます。
売却価格が下がり、売却するまでも時間を要する確率は高いです。
売却期間が長くなれば、売り主の負担も大きくなるため、買取を選択することも良い判断と言えるでしょう。
はじめから一社に絞らないこと
買取業者を選ぶ時は、4~5社程度の複数の会社に依頼を掛けるようにしましょう。
価格はもちろん、各社の得意な取り扱い物件やエリア、サービスなどさまざまなポイントから見極める必要があります。
業者の選び方によって、百万単位で買取価格が変わってくる場合もあるため、慎重に選ぶことをおすすめします。