不動産に関する手続き2021.01.07

不動産の販売活動とは何をする?販売活動の流れやチェックポイント

こんにちは。北章宅建 岩見沢店の赤井です。

不動産の売却を不動産会社に依頼すると、不動産会社はさまざまな販売活動を行い、購入希望者を探します。
このときの「販売活動」とは、具体的にどんなことをしているのかご存知でしょうか?

今回は、不動産売却における販売活動についてのお話です。
不動産会社がどんな流れでどんな販売活動を行っているのかをご紹介します。

販売活動の中身や充実度によって、不動産がスムーズに売却できるかどうかが変わってきますよ。

売り物件

 

不動産会社の「販売活動」とは?こんな種類がある

不動産会社で行う販売活動とは、さまざまな場所、媒体で物件情報を紹介して広く知ってもらい購入希望者を探すこと。
つまり、メインは広告活動です。

不動産会社は不動産の売却を依頼されると、具体的に下記のような販売活動をしています。

レインズに登録

レインズとは国土交通大臣が指定した不動産流通機構で、不動産会社間で物件情報を交換するためのネットワークシステムです。
不動産会社の販売活動では、まずはこのレインズに物件情報を登録します。

ほとんどの不動産会社はレインズをチェックしているので、物件情報を広く知ってもらうことができます。

ただし、販売を依頼する契約(媒介契約)の種類によっては、レインズ登録義務がない場合もあります。詳しくはコラム後半でご紹介していますので、参考にしてみてください。

お店の顧客へ紹介

自社店舗を持つ不動産会社は、自社の顧客へも物件を紹介します。
店頭にポスターを貼る、店内に資料を置く、自社ホームページへ掲載するほか、条件の合う顧客へ直接DMなどを送って販売活動を行います。

たくさんの顧客を抱えている業者では売却できる可能性も高くなります。

 

新聞の折り込みチラシやポスティング

物件情報を新聞の折り込みチラシに入れる、自宅の郵便ポストへ直接ポスティングするといった地道な販売活動も行っています。
狙った地域、特定の地域の人たちへ、ピンポイントでアピールできるというメリットがあります。

 

住宅情報誌へ掲載

住宅情報誌へ物件情報を掲載します。
専門誌を購入して読むのは、不動産の購入を真剣に考えている人です。

購入の可能性が高い方へ物件情報を届けられるというメリットがあります。

 

インターネットの不動産サイトへ掲載

物件情報を集めた不動産サイトへ情報を掲載します。

今は何でも「まずはネットで検索」の時代。
不動産サイトへ掲載することによって、たくさんの人に情報を知ってもらうことができます。

ただし利用者も多いですが、掲載されている情報も膨大なので、競合がたくさんいることにもなります。
サイトや会社の知名度、物件の条件などで集客に大きな差がつくことも。

 

オープンハウスを開催

物件を直接見に来てもらうイベントを開催します。
イベントの告知は物件のあるエリアにチラシをまく、立て看板に表示するなどで行います。

購入を真剣に考えている人たちに、物件を見てもらうことができます。

 

購入希望者に内覧してもらう

実際に購入を検討している方に、物件を直接見てもらいます。
内覧を実施する希望者は購入を真剣に考えている方が多く、内覧の結果によって購入を決定する可能性も高いです。

上記のような販売活動は、不動産会社が通常行うものです。

チラシを作る制作料、情報誌や情報サイトに掲載する掲載料など、販売活動にかかる費用は不動産会社が支払います。
これらの費用は、成約後に不動産会社に支払う仲介手数料に含まれるという考え方です。

ただし売主からの依頼で通常は行わないような特別な販売活動・広告活動をした場合は、その費用を売主が別途負担することになりますので、よく相談して実施しましょう。

不動産の販売活動における費用については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
不動産売却の広告料。売主と不動産会社、どちらが負担する?

 

不動産会社に販売活動を依頼する際のチェックポイント

不動産サイトを閲覧しているスマホとミニチュアの家

不動産会社選びは、不動産売却における重要ポイント
どの不動産会社へ販売活動を依頼するかによって、不動産をどれだけスムーズに売却できるかどうかが変わります。

「〇〇のエリアに顧客がたくさんいる」「マンションよりも戸建の売却が得意」など、不動産会社によって得意なエリアや物件があります。
不動産会社の得意エリアや得意な物件を見極めて、上手に売却してくれる不動産会社を選びましょう。

不動産会社の経営年月や該当エリア、該当物件の販売実績、顧客数、顧客の口コミなどチェックしておくことをおすすめします。

また、不動産会社へ売却を依頼する際に契約の形は3つあり、それぞれ特徴が違います。

 

一般媒介契約

同時に複数の不動産会社と仲介契約を結べる。
自分で買主を見つけてきた場合は不動産会社を通さずに直接契約もできる。
レインズへの登録の義務はなく、売主への状況報告義務はない。

 

専任媒介契約

同時に複数の不動産会社と仲介契約を結ぶことはできない。
自分で買主を見つけてきた場合は不動産会社を通さずに直接契約もできる。
レインズへ7日以内に登録。
売主へは2週間に1度以上、販売状況の報告をする義務がある。

 

専属専任媒介契約

同時に複数の不動産会社と仲介契約を結ぶことはできない。
自分で買主を見つけてきたとしても、不動産会社を通して契約しなくてはいけない。
レインズへ5日以内に登録。
売主へは1週間に1度以上、販売状況の報告をする義務がある。

 

築浅のマンションなど売れやすい物件は一般媒介契約で複数の不動産会社に依頼する、田舎にある古い一戸建ては売りづらいので専属専任媒介契約でじっくり売却に取り組むなど、物件の特徴に合わせて契約の形を考えてみましょう。

媒介契約については「不動産売却の媒介契約は専任媒介契約?一般媒介契約?違いや選び方とは」で詳しくお話ししていますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

・不動産会社の販売活動とは主に広告活動
不動産会社が行う販売活動とは、主に物件情報をさまざまな場所で紹介する広告活動です。レインズや店頭、折り込みチラシ、雑誌、インターネットなどさまざまな媒体へ不動産情報を公開し、購入希望者を探します。物件を直接見てもらうオープンハウスや内覧対応も販売活動のひとつです。

・不動産会社に販売活動を依頼する際のチェックポイント
不動産をスムーズに売却するには不動産会社の得意不得意を見極めることがポイント。実績や顧客の多いエリア、物件種類などを確認してみましょう。また、不動産の特徴に合わせて媒介契約の種類も検討してみてくださいね。

 

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不動産の販売活動とは何をする?販売活動の流れやチェックポイント

岩見沢店 赤井 圭一出会うお客様は一人一人違う想いを持っていらっしゃると思います。それぞれのお客様に共感し、最後には「任せて良かった」とご納得していただける様日々取り組んで参ります。 空知エリアの不動産に関する事は私にお任せください。

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